サヤ取り 移動平均乖離率が高すぎるペアは危険か

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幅魔王が2016年3月から実践している株のサヤ取り投資であるが、2018年6月は実現損益が過去最大規模のマイナスとなってしまった。かなりサヤが大きく開いたペアを仕掛けたものの、そこから相関が崩れてさらに大きく開くペアが続出したのが原因である。サヤが開きすぎているペアを仕掛けるのは危険であることがわかってきた。

サヤ取り 2018年6月は実現損益がかつてないほどのマイナスに

幅魔王は2016年3月から株のサヤ取り投資を実践している。サヤ取りとは相関の高い2つの銘柄のペアを抽出し、相対的に上昇した銘柄を空売りし、相対的に下落しためいがらを買う投資手法である。

つまり、仕掛けてからサヤが閉じれば利益が出て、仕掛けてからサヤがさらに開けば損失が出る投資手法である。

サヤ取りでは統計学の理論のもとサヤが過去1年で異常値を示しているペアを抽出する。統計学の理論からすればさらに異常な方向に向かうことはまれといえる。

もしそうであればいいのであるが、実際は仕掛けてから相関が崩れてしまうペアもあり、さらにサヤが開いてしまうケースが多い。

2018年5月後半からサヤが異常に開いているペアを多く抽出した。さすがにこれ以上サヤが開くことはないだろうと思って仕掛けているのであるが、仕掛けたペアの相関がことごとく崩れてさらにサヤが開くペアが続出した。

そして、2018年6月は実現損益が過去最大規模の損失となってしまったのである。

サヤ取り 移動平均乖離率が高すぎるペアは危険か

2018年6月にサヤ取りで大きな損失を出した後の教訓として移動平均乖離率(現在のサヤが過去1年のサヤの平均からどのくらい乖離しているか)があまりにも大きいペアを仕掛けるのは危険ということである。

まず1つ目の理由は、利確ライン・損切ラインは移動平均乖離率をもとに決められることにある。移動平均乖離率が高いと損切ラインも高くなる。損切ラインが低ければすぐに損切になってしまうことも多いが、損切りしてもそれほど大きな損失にはならない。一方で、損切ラインが高いとサヤが異常に開いたときに損切の金額がかなり大きくなってしまう。

2つ目の理由は、移動平均乖離率が大きく、異常にサヤが乖離したペアは既に相関が崩れている可能性が高いことにある。

地球の重力は一定の高さまでは働くが、地球の中心からある程度離れた宇宙までいくと地球の重力はほとんど働くなってしまう。これと同じように移動平均乖離率がある程度大きくなると相関が崩れてサヤがもとに戻ろうとする力も弱くなってしまうのではないだろうか?

2018年6月は移動平均乖離率がかなり高いペアを複数仕掛けたがいずれのペアもサヤが戻る様子は全くなく、一方的にサヤが開いてあっという間にかなり高く設定した損切ラインをあっさりと超えてしまった。

2018年6月は相場全体としてサヤが異常な動きをした月だったかもしれない。それでも移動平均乖離率があまりにも大きすぎるペアを避けていればここまで損失が大きくなることはなかったであろう。

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幅魔王のプロフィール


大企業脱サラ個人経営者
東京大学、東京大学大学院を卒業し、大手企業に入社
順風満帆に出世街道に乗る平凡な人生を歩むものと思われていた。
しかし、出世したところで仕事量、責任が増えるだけで大して給料は上がらない。 むしろ絶対に出世したくないと思っていた。 一方で、出世しないと左遷され、子会社・取引先・辺境の地に飛ばされてしまう。
出世も左遷も嫌ということで、入社6年目の2012年に脱サラに興味を持ち始める
2013年にGBC(今のVBC)と出会い、脱サラを目指し、物販ビジネスを開始
物販ビジネスを開始後、半年間は赤字だったが、それ以降黒字に転じる。
2014年12月以降、急激に売上が伸び、2016年1月~3月にかけて月利50万円を3か月連続で達成する。
2016年10月 入社10年目34歳にして大企業の看板と安定収入を捨て、無謀にも脱サラし、個人経営者として歩み始める