脱サラする最大のメリットは嫌な人間関係から解放されることである。脱サラすると本当に会社員時代の同僚というのは嫌な人ばかりであったことがわかる。なぜこうまでも会社員というのは性格の悪い人ばかりなのだろうか?
なぜ会社員は嫌な人ばかりなのか
脱サラする最大のメリットは嫌な人間関係から解放されることである。会社員時代というのは部署の人間関係や取引先の人間関係が強制的に決められてしまう。だから嫌な人とも仕事をしなければならないし、嫌な人とも飲み会に行かなくてはならない。
幅魔王の場合は、会社員時代の人間関係で嫌な思いをしたどころか殺意を覚えたことが何度もある。
最初に会社の人間関係で殺意を覚えたのは入社する前だった。内定者の同じ部署の同期で集まったときのことである。同期の中に何人か偉そうな態度を取る人がいて、他人の揚げ足取りばかりする人がいた。そして、こちらが反論しても聞く耳を持たずひたすら揚げ足取りに没頭する人がいた。
このときはこの同期に殺意を覚えたが、よくもここまで性格が悪くなれるものだと思った。
そして、入社して以降もこの同期だけでなく他の同僚にも何度も殺意を覚えることがあった。
・他人の揚げ足取りをする。
・他人を見下す
・必ず否定から入る
・最後に余計な一言を言って他人を誹謗中傷する
・自分は何も面白いネタを提供しないくせに他人に面白いことを言うことを強要する
こういうことをする人間が非常に多かった。会社員時代は人間というのはこういう人ばかりだと思っていたが、脱サラした後は会社員のほうが異常であるということがよくわかった。
同僚を蹴落としたいのとストレス解消
なぜ会社員というのはこうも性格が悪い人が多いのだろうか?しかも1人ではなく何人もこういった性格の悪い人がいる。むしろ性格がいい人のほうが少数派である。
この原因として考えられるのが会社での出世競争とストレス解消である。
会社での出世競争では他人を蹴落としていかなければ出世できない。だからこそ、本来仲のいいはずの同期ですら足の引っ張り合いがあるのである。
特に幅魔王の代は同期の人数が多かったため、競争が激しかった。幅魔王自身出世にはあまり興味がなかったが、東大出身ということもあり、他の同期から見ればどうにかして蹴落としてやりたい対象だったのかもしれない。
そして、脱サラするとよくわかるのは会社員というのは非常にストレスがたまる職業であるということである。仕事が思い通りにいかないのはもちろんのこと、人間関係のストレスは計り知れない。
だからこそ、自分より弱い立場の後輩をいじめることによってストレス解消をするのが通常である。幅魔王も脱サラする5年位前に運悪く帰りに先輩につかまってしまい、飲みにつれていかれた。その飲みの趣旨は後輩をいじめてストレス解消することであるということが飲みが進むにつれてよくわかった。そのときは、何か理由をつけて逃げてくればよかったと本当に後悔した。
会社員というのは本当に嫌な人の集まりであることがよくわかる。こういった嫌な人の中の人間関係から脱却するためにも一刻も早く脱サラしたほうがいいことは言うまでもない。