会社員時代にハンコを押すということと上司にハンコをもらうというのは非常に緊張する行為であった。しかし、脱サラするとこれらの行為に全く緊張感がなくなる。
会社員時代はハンコを押すのも上長にハンコをもらうのも大変
会社員時代にハンコを押すというのは非常に緊張するイベントである。
ハンコを押すということはその書類に責任を持つということである。その書類に不備がないことを確認し、最終版として提出するということの意思表示である。
そのため、書類によってはハンコを押すと後戻りできなくなってしまうので、非常に神経質になった。
そして、さらに緊張するのが上長印をもらう書類である。上長印をもらうのは自分でハンコを押すよりもさらに緊張する。
上司としても部下よりも責任の重い自分がハンコを押したのだから通常の書類よりも不備があってはならない度合いがさらに強くなる。だからこそ、書類によっては上長印をもらうために何度も突き返されたものもあった。
課長だけでなく部長員までもらう書類になるともはや何度突き返されるか気が遠くなる。
会社員時代はハンコを押したり、上長からハンコをもらったりするのは非常に緊張する行為であり、書類のないようだけでなく、ハンコの向きや薄くなっていないかまで気を配らなければならなかった。
脱サラすると社長印を押すことにためらいがなくなる
幅魔王は2016年10月に10年近く勤務した大手企業を退職し、脱サラした。そして、その約半年後の2017年5月に個人事業としてやっていたビジネスを法人化した。
法人化から1か月が経過したがその間に法人印を押す機会がかなり多くあった。
法人化するとまずは法務局に登記をしにいく。その時に印鑑証明書を作る際に初めて法人印を押すことになる。
そして、法人口座の開設、クレジットカードの作成、銀行融資の引継ぎなどで必然的に何度も法人印を押すことになる。
さらには物販ビジネスで新たなマーケットプレースに出店することになったので、その段階でも法人印を何度も押すことになった。
しかし、会社員と違って法人印を押すことに全く緊張感がない。確かに書類に不備があると面倒なことになる。とは言ってもその場で修正すればいい。
脱サラすると自分が上司で自分が部下になる。上司に何度も書類を突き返されることはない。
脱サラするといかに無駄なことで緊張しなくてよくなるということはハンコ1つをとってもよくわかる。