相場全体の上下変動とサヤの上下変動は一致しない


2017年5月は決算発表の企業が相次ぎ、サヤが異常に開くペアが続出した。2017年6月になってようやくサヤの動きも落ち着いてきた。一方で日経平均は2万円を突破したり、アメリカが利上げしたりと相場のほうは落ち着かない動きになっている。

下げ相場の時にサヤが開き、上げ相場の時にサヤが閉じたようだが

幅魔王は2016年3月から株のサヤ取り投資を実践している。

サヤ取り投資とは、相関の高い2つの銘柄のペアを抽出し、サヤが開いたときに相対的に高い銘柄を空売りし、相対的に安い銘柄を買う投資手法である。

サヤ取りはペアで売買を同時にかけるので、相場全体が暴落しようが暴騰しようがトータルの損益は大きな影響を受けず、リスクの低い投資手法と言える。

しかし、2017年5月は決算発表の企業が多く、ただでさえ開いているサヤがさらに開くペアが続出した。そのため、大きな損失が発生してしまった。6月になってようやくサヤの動きが落ち着いてきた。

2017年6月になると日経平均2万円突破やアメリカの利上げや日銀の金融政策決定会合など相場がかなり激しく動いた。

サヤ取りは本来相場の動きにあまり影響を受けないが、日経平均が2万円を突破した時にはなぜかトータルでの含み損がかなり解消された。

しかし、アメリカの利上げ直後になぜか日経平均が1日だけ下落した時にはまたトータルの含み損が膨らんでしまった。

2017年6月時点で保有していたペアは下げ相場の時にサヤが開き、上げ相場の時にサヤが閉じるペアが多いのだろうか?

相場全体の上下変動とサヤの上下変動は一致しない

確かに2017年6月時点で保有していたペアは、買い銘柄は株価水準が低く3桁のペアが多く、売り銘柄は株価水準が高く4桁のペアが多かった。

サヤ取りでは2つの銘柄の株価水準を合わせるため、株価水準の低い銘柄のペアは多くの株数を買う。逆に株価水準の高い銘柄のペアは少ない株数を買うことになる。

そのため、株価水準の低い銘柄は1円動いただけでも多くの株数を保有していることもあり、含み益、含み損に大きな影響を与える。

だからこそ、株価水準の低い銘柄を買いで多く保有していると上げ相場の時に含み益が大きくなるとも考えられる。

しかし、アメリカの利上げ後に再び相場全体が上昇した時に空売りで持っていた銘柄が理不尽にストップ高になり、トータルの含み損が拡大してしまった日があった。必ずしも下げ相場の時にサヤが開き、上げ相場の時にサヤが閉じるわけではないということがよくわかった。

相場全体の上下変動とサヤの上下変動は一致しない。相場全体はそれほど動かなくてもサヤ取りで保有しているペアの含み益、含み損がよく動く日もある。

この記事にコメントを書く

(必須)

トラックバックURL

幅魔王のプロフィール


大企業脱サラ個人経営者
東京大学、東京大学大学院を卒業し、大手企業に入社
順風満帆に出世街道に乗る平凡な人生を歩むものと思われていた。
しかし、出世したところで仕事量、責任が増えるだけで大して給料は上がらない。 むしろ絶対に出世したくないと思っていた。 一方で、出世しないと左遷され、子会社・取引先・辺境の地に飛ばされてしまう。
出世も左遷も嫌ということで、入社6年目の2012年に脱サラに興味を持ち始める
2013年にGBC(今のVBC)と出会い、脱サラを目指し、物販ビジネスを開始
物販ビジネスを開始後、半年間は赤字だったが、それ以降黒字に転じる。
2014年12月以降、急激に売上が伸び、2016年1月~3月にかけて月利50万円を3か月連続で達成する。
2016年10月 入社10年目34歳にして大企業の看板と安定収入を捨て、無謀にも脱サラし、個人経営者として歩み始める